みなさん、こんにちは。

静岡県袋井市にありますガーネット袋井店です。

静岡県7店舗、愛知県2店舗の9店舗ではたちの集いや七五三、その他のお祝い事をサポートさせて頂いているフォトスタジオになります。

呉服屋からスタートしたフォトスタジオの為お振袖はどれも正絹生地の高級な一着を用意してお待ちしております。

 

本日ははたちの集いに参加する皆様が当日困ってしまった時の為によくある問題と、解決方法をまとめてみます！

困ったことがあればここを見れば解決できるかも！？

読む時間もない、すごく急いでいる場合はお仕度をしたお店や美容院さんにお電話してみてくださいね♪

 

 

 

圧倒的一位！トイレ問題！

 

前撮りの時でも多いのが振袖を着た時のトイレの行き方が分からないという質問がかなりあります。

お振袖を着た状態で聞いていただいた方にはその場で実践してもらうのですが、撮影では気にしてなかったけど当日行きたくなってしまったということもありますよね。

 

そんなみなさまの為にトイレの行き方を伝授いたします！

 

検索していただくと沢山の方法が出てくると思いますが、その中でよく出てくる「洗濯ばさみ」を使う方法は実はあまりおすすめではございません。

洗濯ばさみの金具やギザギザが振袖に引っかかってしまうと伝線の原因になることがあります。

せっかくの綺麗な振袖が台無しになってしまうのは嫌ですよね。

 

今回は「洗濯ばさみ」も「着物クリップ」も使わない簡単な行き方を教えちゃいます！

 

1. まずはお振袖の長い振りの部分を帯の前で軽く一結びします。長い場合はもう一度結んでおいてもOK!
2. 振りが床に落ちないことを確認出来たら着物の裾を順番にめくります

　このとき、左→右→左→右→左→右と左手から初めて交互にめくっていくと綺麗に足元が出てきます！めくった裾はまとめて両手にもっておきましょう。

3. 着物を裏返す気持ちで思いっきりよくえいっと持ち上げます！

意外と着物は着崩れしません！ゆっくり持ち上げる方がかえって着崩れの原因になりますので思い切っていきましょう！このとき一番下の白い裾除けが体を覆うように捲りあげることが出来れば大成功です！そのままお尻が見える位置まで着物をめくりあげましょう。

4. 最後は両手に持っている白い裾除けの端を帯の辺りで前に引っ張りながら全てを支えるように結びましょう！裾除けは普段は見えない部分なので終わった後に多少皺が出来ていても問題ありません！ここも思いっきりよく結ぶのがポイントです♪しっかりと結べているか不安な場合は両脇にぎゅっと力をいれて布を挟んだまま次の工程に移るのがおすすめです！
5. 便器に浅めに腰かけ、帯がぶつかる場合はすこし前のめりになって用を足す。
6. 水を流してもし蓋が付いている場合は蓋を閉め、便器から離れた状態でゆっくりと結んだ裾をほどいておろします。裾を下ろした後に一番下の布から綺麗に整えておくと皺が無く綺麗です。（お友達やお母様に協力してもらうと直しやすいです！）一番最初に結んだ振りは手を洗ったらほどきましょう！

 

 

以上がトイレの行き方になります。

やってみると思っているより難しくないので是非是非行ってみてください！

 

また、トイレに行く際は出来る限り広くて清潔で蓋のついた洋式便器を探してみてください！

やむを得ず狭かったり蓋の無いトイレに行く場合は裾の上げ下げの際に汚してしまわないよう十分に注意してくださいね！

 

 

草履バッグが壊れてしまった！？

 

歩いていたらいつの間にか草履が壊れてしまった！？

お草履は新品の物でも当たり所が悪いと一番下の層の部分が剥がれてしまったり鼻緒が外れてしまう場合がございます。

 

・裏が剥がれてしまったら

草履の裏の層が剥がれてしまってぺろぺろとなってしまった場合には応急処置として瞬間接着剤をつけていただくことでも対応ができます。

短時間の使用であればお手元に接着剤が無い場合は剥がれている部分を全部剥がして履いていただく事も可能です。

 

・鼻緒が外れてしまったら

鼻緒の下をたどっていくと草履の裏側にコの字になっている部分があります。そこだけをぺりっと剥がしていただくと裏側に穴があります。

この穴にとれてしまった鼻緒の紐を通しなおして結んでいただくと履くことができます！

 

時間がない場合の応急処置方法を伝えさせていただきましたが、もし時間に余裕がある場合はまずは借りたお店に連絡をしてみてくださいね。

ガーネット全店では草履が壊れてしまった場合は代わりのものをお届けさせて頂いております。

 

 

着崩れてしまった！

 

これに関しては、どこが着崩れてしまったかにより対処法が異なります。

帯が緩んできて落ちてしまう場合などは小さめのタオルなどを帯と着物の間に挟むことでも応急処置が可能です。

ですが、時間が経つにつれて着崩れが目立つ場合もありますのでまずは着付けをしてくれたところに電話をしましょう。

身体のどの辺りがどのように崩れてきたのかを伝えて頂けると対応がスムーズです◎

 

また、着崩れをしないために所作にも気を使って頂くとより良いです！

 

お友達と会って沢山お写真を撮りたいですよね！

ですが、自撮りの姿勢は着崩れを起こしやすい姿勢になります。

特に複数人と自撮りをしようと思うと腕を高く上げて伸ばして撮りますよね？

このときに脇の下の部分から着物の布地が出てきてしまい胸元のたるみの原因になってしまします。

お写真を撮る際は周りの子と協力したり着物を着ていない人に腕を伸ばして貰ったり、セルフィー用の一脚を使った撮影がオススメですよ♪

折角なら一日綺麗な姿で着ていたいですもんね。

 

あとは、座るときにも注意が必要です。

スカートなどを履く場合はスカートがめくれ上がらないようにお尻周りを下に撫でながら座る仕草を無意識にしている方も多いですよね。

着物ではこの動きが着崩れの原因となるんです！

下に着ものを撫でる事により裾が落ちてしまう原因になりますので座る際にはいつもの仕草とは逆にお尻周りの布を上に摘まみ上げながら座って頂くと着崩れが起こりにくいですよ。

いつもの真逆の動作をすることになるため難しいかもしれませんが覚えていたら是非実践してみてくださいね♪

 

トイレの行き方を知っているだけでも着崩れは減らせますので是非正しい行き方を覚えて一日綺麗なお着物姿で過ごしましょう！

 

また、着付けられる際には少しきついかな？と思うくらいの圧迫感があるのが通常です。

圧迫感が全く感じられない場合は紐を締める力が弱い可能性がありますので着付けをしてくれる方に「もう少しきつくしても大丈夫です！」と伝えてみてください。

中にはお嬢様達の体調を気遣って力が弱くなってしまう着付け師さんもいますので、みなさまから一声かけていただけると安心して着付けが出来ると思いますよ。

また、きつすぎる場合には体調不良の原因になりますので圧迫感を感じすぎて呼吸が浅くなる、耐えられないほどきつい場合には遠慮なく少しきついですと伝えてくださいね！

 

 

脱ぎ方が分からない！

 

着付けはプロがしてくれるから安心だけどお家に帰った後脱ぎ方が分からないと言う場合もあるのではないでしょうか？

朝早くから支度しているお店がほとんどな為支度が終了次第お店を閉めることが多いです。

その場合脱ぎ方も聞けないし困ってしまいますよね。

 

着るのと違って脱ぐのは簡単ですが、ご家族様にお手伝いしてもらいましょう！

まずは帯についている紐「帯締め」をほどきます。

多くの場合は結んでアレンジをしてあるだけですので結び目を緩めて頂ければ問題なくほどけるとおもいます。

今度は帯の上にある「帯揚げ」部分を優しく帯からひっぱりあげて抜き出しましょう。

「帯揚げ」があった奥の部分に指を差し込むと沢山紐が結ばれていると思いますので、全てほどいていきましょう。

そうしますと自然と帯が崩れてきますので、今度は後ろに回って帯の結び目をほどいていきます。

ここまでくればあとは簡単です！

見えている紐を順番にほどいていけば脱げる状態になるはずです！

腰紐の部分は端の部分のどちらかを引っ張ると簡単にほどけるようになっていることが多いので試してみてくださいね。

 

脱いだ後どうすればいいの？

 

身体の中からたくさんの紐や板が出てきましたよね？

まずは購入やプレゼントなどでご自身のものがある場合は別の場所に、返すものは別の箱や袋にまとめていただくのがおすすめです。

 

返却方法はお店によって異なりますので借りたお店にご確認ください。

 

ガーネットでレンタルして頂いている場合はレンタル品を袋、もしくは美容院さんで渡される白い箱にまとめていただきお店にお持ち込みください。

畳み方に指定はありませんので、皺の無い程度に軽く畳んでお持ち込みいただければ大丈夫です。

ご返却頂いた際にお振袖の状態確認の為に広げたあとお手入れに回しておりますので正式な畳み方でなくて大丈夫です。

お振袖フルセットでレンタルされている場合は

「振袖」

「長襦袢」

「袋帯」

「帯締め」

「帯揚げ」

「重ね衿（振袖に縫い付けられています）」

「半襟（長襦袢に縫い付けられています）」

「草履」

「バッグ」

「ショール」

の10点セットを返却していただいております。

 

それ以外のお名前の記入していただいた小物類は全てお客様のものになりますのでお家で保管ください。

長襦袢の襟元に「衿芯」が入っていますので抜き忘れにご注意ください。

 

レンタル品以外の肌着小物に関しては下記の通りのお手入れがオススメです。

「肌着・裾除け・タオル・足袋」

通常通りご自宅にて洗濯してください

「腰紐・伊達締め・前板・後板・三十紐・帯枕」

汗をかいた場合にはご自宅の背もたれのある椅子やハンガーなどにかけて一日陰干ししていただくのがおすすめです。

「衿芯・コーリンベルト」

特にお手入れの必要はありません。コーリンベルトのゴムやプラスチック部分は劣化しやすいため次回使用までに時間が空く場合には新しいものを使用していただくのがおすすめです。

 

お着物を購入されている場合は丸洗いなどをしていただくのが理想的です。

汗などがあとから浮いてきてシミ抜きにかなりの金額がかかる場合もある為式後すぐに使用予定がない場合はお手入れをおすすめしています。

まずは購入されたお店に持ち込んでみてくださいね。

ガーネットで購入していただいた場合には10年間お手入れ無料のガード加工がついていますのでそのままお持ち込みください！

長襦袢、袋帯にもガード加工して頂いている場合はどちらもお手入れが無料になります。

（ガード加工内で落ちない血液、油汚れなどは別途代金を頂いています）

 

 

 

当日困ったこと、よくある質問などをまとめてみましたがいかがでしょうか？

これ以外に分からないことがあればお振袖を借りたお店にご相談してみてくださいね♪

式典を迎える前日までにお店の連絡先などを調べたり電話帳に登録していただくのがおすすめですよ！

 

それではこれを読んでくれた皆様が、当日最高の一日を迎えられることを心の底から願っております。

素敵な20歳の思い出作り、いってらっしゃいませ！

 

 

これから式典の準備を始められるお嬢様達は下記のボタンをクリックしていただくとご予約が可能です。

みなさまのご来店、心よりお待ちしております。