2024.09.06

振袖を購入するメリットは？レンタルと悩んでいる方必見です！

振袖購入を考えている方、実際にメリットやデメリットを知っておきたいと思いませんか？

また、すでに購入のメリット・デメリットを知った上で悩んでいる方も多いかと思います。

振袖の準備をする際「購入」か「レンタル」かで悩むのはよくあることです。お母様やお祖母様の時代には振袖を購入するのが一般的でしたが、現代ではレンタルが主流になっています。また、最近ではお母様や姉妹、親戚のおば様の振袖を「持ち込みプラン」で着る方も増えています。しかし、新たに振袖を用意するとなると、やはり選択に迷ってしまうものです。この記事では、購入とレンタルそれぞれのメリット・デメリット、振袖を購入する場合の相場、そして振袖以外にかかる費用について詳しく解説し、さらに「購入かレンタルで迷った場合の選び方」や「卒業袴での振袖の活用方法」についてもお伝えしていきます。

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振袖を購入するかレンタルするかを考える際、まずはそれぞれのメリットとデメリットを理解することが大切です。ここでは、振袖を購入する場合のポイントを詳しく見ていきます。

【メリット】

１．何度でも着られる

振袖は成人式だけでなく、他の場面でも着ることができます。たとえば、大学や専門学校の卒業式、友人や親族の結婚式、さらには結納などの特別な機会にも振袖を着ることができます。振袖を何度も着る予定がある方にとっては、レンタルよりもトータルで購入した方がコストを抑えられる場合があります。また、一度購入すればその後何度でも着用できるため、思い出を増やすことができるのも魅力です。

２．家族・親戚で共有できる

姉妹や親戚と振袖を共有できるのも購入の大きなメリットです。例えば、妹や従姉妹が同じ振袖を着る場合、振袖の利用回数が増えるため、一人分のレンタル費用よりもはるかに安く済みます。また、家族や親戚が同じ振袖を着ることで、特別なつながりを感じることができるでしょう。

３．お嬢様のサイズに仕立てられる

購入した振袖は、お嬢様の体型に合わせて仕立てることができます。袖の長さや着物全体のバランスが体にフィットするため、着用時のシルエットが非常に美しくなります。姉妹と共有する場合でも、平均的なサイズに仕立てることで、複数人が無理なく着ることが可能です。

４．将来、お嬢様からその子供へ受け継げる

振袖は一度購入すれば、次世代に引き継ぐことが可能です。デザインが時代に左右されにくい伝統的なものであれば、20年後や30年後でも美しく着ることができます。お嬢様が成人した際に着用した振袖を、将来そのお子様が着ることができるというのは、非常に素敵なことです。振袖は代々受け継がれる日本の文化の一部でもあります。

【デメリット】

デメリットはどうしても避けられない部分ですので、しっかり把握し、解決できるかどうかをご家族でも相談してみてください。

１．保管とお手入れが必要

振袖を購入する際には、保管やお手入れが必要になります。着物は湿気や虫に弱いため、保管場所には湿気対策を施し、平らに保管できるスペースが必要です。また、使用後には陰干しをしたり、長期間着ない場合は専門店でクリーニングに出すことがおすすめされています。お店によっては数年間無料でクリーニングサービスを提供している場合もあるので、購入先でアフターケアが充実しているかどうかを確認することが重要です。

２．初期費用が高い

レンタルに比べると、振袖の購入時にはまとまった費用が必要になります。帯や小物にこだわると、その分費用がさらにかさむこともあります。購入後は何度でも着ることができるため、長期的にはコストを抑えられるかもしれませんが、初期投資が大きいことは避けられません。

次に、レンタル振袖のメリットとデメリットを見てみましょう。レンタルを検討する際は、何度も着る予定がない場合や、流行のデザインを楽しみたい場合に特におすすめです。

【メリット】

１．その時に着たい振袖を選べる

レンタルの場合、購入のように将来を考えず、その時の好みに合わせたデザインを選ぶことができます。定番の古典柄だけでなく、流行の柄や色鮮やかなもの、個性的なデザインまで幅広く選べます。特に、成人式や結婚式など一度きりのイベントでは、自分の好みに合わせて派手なデザインを楽しむことができるのは大きな魅力です。

２．お手入れ不要

レンタル振袖は、着用後のお手入れやクリーニングが不要です。使用後にそのまま返却するだけで済み、手間がかかりません。ただし、振袖を汚したり破損した場合には追加料金が発生することがあるため、注意が必要です。

３．保管場所の心配がない

レンタル振袖は返却するため、長期的な保管場所を確保する必要がありません。自宅に湿気対策や防虫対策を施す手間が省けるのは、特にマンションや限られた収納スペースで生活している方にとって大きな利点になりますね。

４．購入よりも費用を抑えられる

レンタル振袖は、1回の着用にかかる費用が購入に比べて安く済みます。特に、成人式のために一度きりしか着ない場合には、レンタルの方が費用を抑えることが可能です。また、レンタルの振袖はプランに応じて価格帯が広がっており、予算に応じた選択をすることが出来るので、低予算の場合でも安心です。

【デメリット】

１．サイズが制限される

レンタル振袖は、既製品として用意されているため、サイズに制約があります。身長や体型に合った振袖を選ばなければならず、気に入ったデザインがあってもサイズが合わなければ着られないことがあります。特に、体型が標準外の場合は選択肢が限られてしまうことがあるので注意が必要です。

２．レンタル期間が決まっている

レンタル振袖には使用期間が決まっており、成人式や卒業式が終わったら速やかに返却しなければなりません。もし気に入った振袖をまた着たいと思っても、返却する必要があるため、再び同じ振袖をレンタルできる保証はありません。

振袖を準備する際、まず気になるのが金額です。振袖の金額は、選ぶデザインや素材、セット内容によって大きく異なります。また、地域やお店によっても価格帯が変わるため、事前にある程度の相場を把握しておくと、予算を立てやすくなります。以下は、一般的な振袖の購入と、レンタルの相場です。

購入相場：40～50万円程度
現在の振袖の購入価格は、一般的に40～50万円が相場と言われています。もちろん、デザインや素材の質、帯や小物のグレードによっては50万円以上になることもありますが、現在では以前に比べて購入価格が下がってきています。かつては100万円を超える振袖が主流でしたが、現代ではデザインや品質に工夫を凝らしつつも、より手頃な価格帯で購入が出来るようになっています。

レンタル相場：20～30万円程度
レンタル振袖の相場は20～30万円が目安となります。振袖そのものだけでなく、帯や小物、前撮り写真撮影、当日の着付けやヘアメイクがセットになっている場合も多いです。特に、成人式の前撮りが含まれるプランでは、30万円程度になることが一般的です。もし、振袖のデザインにこだわらない場合や、シンプルなものでよければ、10万円台で借りることも可能です。費用を抑えたい場合は、選ぶプランやデザイン次第でかなり節約できるでしょう。

振袖が高価である理由は、まずその素材にあります。シルクなどの高級素材が使用され、さらに職人の手作業による刺繍や染めが施されることで、振袖は他の着物に比べて高価になります。また、帯や小物、草履、バッグも品質の高いものが使われているため、全体としての価格が上がるのです。特に、振袖は伝統的な日本の衣装であり、その美しさを保つためには時間と労力がかけられています。

振袖を「購入」する人の割合は、おおよそ20～30％と言われています。

以下は振袖の準備方法に関する大まかな割合です。

・購入する人: 全体の2〜3割

・レンタルする人: 全体の6割前後

・譲り受ける人: 全体の2～３割

多くの人が振袖をレンタルするのは、価格面や保管の手間を考慮してのことです。

また、姉妹でも同じ振袖を着ずにそれぞれが好きなデザインの物を選ぶという事もあり、レンタルを選択されることが多くなりました。

購入の場合、振袖の価格が上がりますので、将来的に使用する予定がある人や、特別な思い入れがある場合に購入することが多い様です。

振袖を着る機会が昔より減っているというのも理由の一つですね。

地域によってこの割合は変動することがありますが、振袖レンタルが主流となっているのは、どこも同じのようです。

振袖を購入するかレンタルするかで迷う場合、以下のポイントを参考にしてみてください。

何度着る予定があるか

2回以上着る予定がある場合、購入の方が長期的に見るとおすすめです。成人式以外にも卒業式や結婚式、結納などで着用する機会がある方は、購入を検討しても良いでしょう。

予算に余裕があるか

購入は初期費用が高くなるため、予算に余裕がある場合に適しています。レンタルは費用を抑えたい方におすすめです。

家族や親戚と共有する予定があるか

姉妹や親戚と共有する予定がある場合は、購入の方がコスト効率が良いです。複数人で着ることで、一人当たりの費用が分散されます。

振袖以外にも、着用に必要なアイテムやサービスには費用がかかります。以下は、振袖に付随する一般的な費用項目です。

小物費用

帯、帯揚げ、帯締め、草履、バッグ、帯留めなどの小物が必要です。これらは購入の場合でもレンタルの場合にも振袖金額に含まれている場合もありますが、こだわりたい場合は追加料金がかかることもあります。振袖のみの金額に小物すべてを追加していく選び方のお店もありますので最初に確認しておきましょう。

ヘアメイク・着付け費用

成人式当日のヘアメイクと着付けの費用も考慮する必要があります。前撮りプランに含まれていることもありますが、別途費用がかかる場合もあります。だいたい、２万～3万円の程の費用が費用になります。

前撮り写真撮影費用

成人式の前に撮影する「前撮り」の費用も予算に含めましょう。振袖を着る前にプロのカメラマンに写真を撮影してもらうことで、一生の思い出を残すことができます。写真の枚数やアルバム作成の有無によって料金は異なりますが、それ以前に前撮りを追加するとなると2万円から5万円程度が相場です。

成人式以外にも、大学や専門学校の卒業式で振袖を着ることができます。特に袴と振袖の組み合わせは、卒業式にふさわしいスタイルとして人気があります。成人式で購入した振袖を卒業式に再利用することで、追加のレンタル費用を抑えることができるのも大きなメリットです。振袖を購入したお店で、袴レンタルも行なっている場合、同じお店で卒業式の準備をすると無料でレンタルが出来たり、割引などしてもらえる可能性がありますので確認してみましょう。卒業後の振袖クリーニングも出しやすいですよね。

振袖の購入とレンタルにはそれぞれメリットとデメリットがあります。複数回着る予定があり、家族と共有できる場合や、次世代に引き継ぎたい場合には購入する方向で考えると良いでしょう。一方、一度きりの着用であればレンタルがおすすめです。また、振袖以外にもかかる費用やお手入れの手間を考慮し、ご自身に応じた選択をすることが大切です。人生に一度の特別な日に、自分の理想に合うお店と振袖を選び、素敵な思い出を作りましょう。